1970-04-02 第63回国会 衆議院 本会議 第15号
ところが、わが国農村の実態を見まするに、むしろ五十五歳以上の農業者こそ最も年金を欲しているのが現状であります。このような場合、政府が責任をもって何らかの特別措置を講ずるべきではないかと思います。その点についていかなる見解を持っておられるか、お伺いいたします。 以上をもって私の質問を終わります。(拍手) 〔内閣総理大臣佐藤榮作君登壇〕
ところが、わが国農村の実態を見まするに、むしろ五十五歳以上の農業者こそ最も年金を欲しているのが現状であります。このような場合、政府が責任をもって何らかの特別措置を講ずるべきではないかと思います。その点についていかなる見解を持っておられるか、お伺いいたします。 以上をもって私の質問を終わります。(拍手) 〔内閣総理大臣佐藤榮作君登壇〕
それだけに、わが国農村の中核的団体である農業協同組合の持つ使命と責任は、まことに重大なものであります。しかるに、最近の農協の運営状況を見ますと、農協本来の使命と遊離し、もうかることなら何にでも触手を伸ばすという方針で、安易な仕事のみと取り組む営利追求団体であるとの批判が各地に高まっております。
それだけに、わが国農村の中核的団体である農業協同組合の持つ使命と責任は、まことに重大なものであります。 しかるに、最近の農協の運営状況を見ますと、農協本来の使命と遊離し、もうかることなら何にでも触手を伸ばすという方針で、安易な仕事のみと取り組む営利追求団体であるとの批判が各地に高まっております。
新農村建設事業は、干拓により造成された約一万三千ヘクタールの土地に、わが国水田農業発展のモデルとなり得る近代的な営農技術を導入するとともに、社会生活においても、広くわが国農村社会のモデルにふさわしい新農村を建設することを目的としたものであります。
その中で、わが国農村の将来をになう青少年に希望を与える農業後継者対策をいまから確立される考えはないかどうか。総理のお答えをいただきたいのであります。 次に、農林大臣にお伺いいたします。 第一に、主食の自給度向上の基本原則として、基盤の弱いわが国農業の構造と体質を改め、諸外国農産物との競争にたえ得る農業が確立されるまで、農産物に対する自由化を取りやめる考えはないかどうか。
かくのごとく、小川君は、本院議員として、国政の審議に尽瘁されるとともに、この間、湿田単作地域農業改良促進対策審議会委員あるいは全国農村電化協会会長、日本農民組合千葉県連合会会長等として、わが国農村の発展のために、たゆまざる活動を続けられました。
しかし、わが国農村が機械化し、近代化しておる事実も肯定していただきたいと思うのであります。私はこの農村の現実にかんがみまして、政府は、特に明年度よりこれらの機械の研究、検定等に重点を置きました機械化研究所の設置について議会にお願いを申し上げておることは御承知の通りであります。
その意味におきまして、農村の構造を改革いたしまして、わが国農村に、徹底的に光明を与えるようにいたす所存でございます。 第二といたしましては、中間経費が非常に多くなっておるのではないかということでございますが、この点も、実は農家の生産者の取得するものと、消費者の購買する価格との間におきましては、たとえばアメリカにおきましても、農村の生産者の取得は三七%程度でございます。
従いまして二百億円以上差がございますので、これは実力者の農林大臣ですから、その点は大いに期待していいと思うのですが、わが国農村の近代化のために一つ存分におやりにいただいて、ぜひともこの決議の趣旨が生きるようにお願いしたいと思います。
私は、農地改革の精神が、わが国農村の民主化を促進し、さらに農業生産力を増進すると、こういう観点に立ちまするときに、その方向を是認をいたし、あくまでその考え方に立つところの農地法を守っていかなければならぬ、こういう基本的な立場に立っておるわけであります。
しかして現行の公職選挙法を多数の右の単位区域に適用いたしますことは、必ずしもわが国農村の実情に即さず、またいたずらに多額の経費が必要となりますので、改正法案においては、市町村条例の定めるところにより、おおむね部落を基準とする単位区域ごとに、その地域内に住所を有する農民が委員となるべき農民を推薦し、その推薦された者につき市町村長が委員として選任するという方法にいたしたのであります。
しかして現行の公職選挙法を多数の右の単位区域に適用いたしますことは、必ずしもわが国農村の実情に即さず、またいたずらに多額の経費が必要となりますので、改正法案においては、市町村条例の定めるところによりおおむね部落を基準とする単位区域ごとに、その地域内に住所を有する農民が委員となるべき農民を推薦し、その推薦された者につき市町村長が委員として選任するという方法にいたしたのであります。
しかして現行の公職選挙法を多勢の右の単位区域に適用いたしますことは、必ずしもわが国農村の実情に即さず、またいたずらに多額の経費が必要となりますので、改正法案においては、市町村条例の定めるところによりおおむね部落を基準とする単位区域ごとに、その地域内に住所を有する農民が委員となるべ農民を推薦し、その推薦された者につき市町村長が委員として選任するという方法にいたしたのであります。
その間、わが国農村民主化の基本法たる自作農創設特別措置法案の審議に際しては特別委員会の理事となり、農民運動家としての多年のうんちくを傾けて、この画期的な法律の制定に尽力いたされました。また、憲法付属の重要法案である国会法案及び裁判所法案のそれぞれの特別委員会の理事として、民主的な国会並びに裁判所制度の確立に尽されました。
○降旗委員 占領政策として行われた農地改革は、わが国農村における一大革命であつたのでありまして、従つてこの革命の裏には幾多の犠牲者を生じたことも周知の事実であります。独立回復後においては占領政策の行き過ぎは当然是正されなければならぬのでありますが、農地改革、農地制度もその範疇に属するものと思うのであります。
次に申し上げたいことは、農地の改革は農村の生産力の増加と、農民生活の向上のために断行されたものでありますが、今日わが国農村の現状は、さらに別個の考慮をあわせ行うのでなければ、農村の幸福と繁栄を求めることは困難だ、こう思うのであります。その理由は、第一にわが国人口の激増である。第二には過剰人口の圧力によつて農地が細分化されることである。第三は国民の生活水準の引下げが困難となる。
○国務大臣(保利茂君) MSAによる小麦あるいは大麦の買入れは、値段を高く押しつけられて、その結果わが国の農村を圧迫することになるのではないかという誤解があるようでございますが、これは全然誤解でございまして、価格につきましては、ただいま外務大臣からお答えいたした通りで、またわが国農村との関係につきましては、御承知のように、昨年当初百五十七万トンの小麦輸入の計画を立てたのでございますが、昨年の不作の結果
内地価格を政府が誉めて、一方需給の面においては、最近のわが国農村の硫安消費の面から見て、そこに一定量を確保して、生産農民に数量の上からも不安なき処置を講ずるというところに私は問題の焦点があると存じます。
○保利国務大臣 これは農村実情に最も明るい吉川さんのお話でございますから、そういう傾向が現われているといたしますれば、今後のわが国農村にとつて相当重大な問題だと思いますから、今御満足を得るような具体策を申し上げることは私はできませんけれども、ひとつよく実情に沿いまして、御趣意のような線で努力いたしてみるつもりであります。
数世紀にわたるわが国農村の封建制を打破して積弊を一掃することなくしては、農村の民主化は不可能であることは申すまでもないのであります。わが国の農地改革は、この農村の民主化のためには相当の成果を収め得たものと考えられるのであるが、今回独立が回復するや、各方面に、いわゆる復古調というか、民主化の逆コースが現われ、農地改革の面にも同様な傾向を見るに至つたかの観があるのである。
もしこういうようなことが考えられ、あるいは農業機械、肥料その他における物質的な問題についての賠償が考えられているとするならば、これはわが国農村にとつては非常に重大な問題でもありますし、このことについてはいろいろ——それこそ先ほどからたびたび農林大臣も言つておられるように、ほんとうにこの問題は愼重に考えなければならぬ問題だと思いますが、もしこういう賠償問題に対しまして、政府の方において農村とは関係ないと